大正13年再興第11回院展出品作「早春」にも、同じモチーフである小禽と赤い実の付いた木が描かれており、同じ頃制作されたものと思われる。堂々とした力強い作品が多い大観であるが、この作品は、細やかな筆使いと早春の野に生きる小鳥に対する優しさがあふれており、大観芸術の幅の広さが垣間見られる。
大正13年再興第11回院展出品作「早春」にも、同じモチーフである小禽と赤い実の付いた木が描かれており、同じ頃制作されたものと思われる。堂々とした力強い作品が多い大観であるが、この作品は、細やかな筆使いと早春の野に生きる小鳥に対する優しさがあふれており、大観芸術の幅の広さが垣間見られる。