明治42年第10回紅児会展に出品されたと推定される作品。縦長の画面の上部に、つがいの鴛鴦を描き、その下方に笹と土坡を配することで、画面に広がりが感じられるよう工夫が図られている。 鴛鴦は細密な線で描かれ、土坡には大観や春草が行なった没線描法が取り入れられている。
明治42年第10回紅児会展に出品されたと推定される作品。縦長の画面の上部に、つがいの鴛鴦を描き、その下方に笹と土坡を配することで、画面に広がりが感じられるよう工夫が図られている。 鴛鴦は細密な線で描かれ、土坡には大観や春草が行なった没線描法が取り入れられている。