真達羅大将は薬師如来の大願に応じて表わされた神で、本尊の周囲を守る十二神将のひとつである。藤原時代以後の十二神将の中には、頭上に十二支の冠をつけるものがあり、各神と干支の動物との組合せは作例により様々であるが、本図では真達羅大将が鶏を冠した姿で表わされ、酉年の掛け物となっている。
真達羅大将は薬師如来の大願に応じて表わされた神で、本尊の周囲を守る十二神将のひとつである。藤原時代以後の十二神将の中には、頭上に十二支の冠をつけるものがあり、各神と干支の動物との組合せは作例により様々であるが、本図では真達羅大将が鶏を冠した姿で表わされ、酉年の掛け物となっている。